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法界寺(日野薬師)


地下鉄「石田」駅から20分くらい歩いたでしょうか。
はずれにあるので人の訪れは少ないようですが、
朝一ということもあって、拝観する時は私たち1組だけのようでした。

この法界寺は日野薬師とも呼ばれていますが、
1050年頃建てられ、戦国時代の戦火をまぬかれて
境内で唯一現存するのが、国宝になっている阿弥陀堂です。




阿弥陀堂に入ると、そこには大きな阿弥陀如来様がいらっしゃいました。
お顔はふくよかでとても優しい表情をしているので、
どこか心の安らぎを感じながら、正座をしながらしばらく拝んでいました。
すると拝観者が2名お堂に入ってきたと思ったら、お寺の方も入ってきて、
懐中電灯で阿弥陀如来様や壁などを照らしながら、丁寧に説明してくださったんです。

まず阿弥陀如来様は宇治の平等院と同様、定朝の作と伝えられています。
内陣の四面の壁には、それぞれ3等分、12面に仕切られていて
そこに飛天が描かれています。
この飛天は花を散らしたり、楽器を奏でているように見えました。
ご本尊に向かって、供養するかのように自由に優雅に舞っている姿に、
極楽浄土の世界が目の前に広がっていくような感覚におそわれるようでした。

手前にある柱には何か絵が描かれているようでしたが、
これは曼陀羅が描かれていたとのことでした。
ほとんどはがれ落ちてしまっていたので、
当時はどんなに美しい絵が描かれていたのか。。。残念でなりませんが、
このお堂の中は極楽浄土そのものの世界だったのではないのかと
想像してしまいます。

お堂の中は阿弥陀如来様の裏側まで見て回れます。
ゆっくり見ていたら、内陣の飛天のちょうど裏側、
外壁には仏様のような絵が描かれてるじゃありませんか。
お寺の方の説明ではなかったので、とても感動してしましました。
この阿弥陀堂、本当に心に残るものになりました。
京都駅から遠いだけでなく、駅からも結構歩きましたが、
行く価値は十分あるお寺だと思います。




阿弥陀堂の隣には薬師堂がありました。
このお堂に安置されている薬師如来像は秘仏ということで、
拝見することは出来ませんでした。
この薬師如来様には胎内仏が納められているそうです。
その為、乳薬師とも呼ばれていて、妊婦さんたちに深く信仰されているとのことで、
よだれ掛けがたくさん奉納されていました。 


境内には池がありますが、
季節でないのかお花は咲いていませんでした。
けれど!!何故か一輪だけ、蓮の花?が咲いていました。
なんだか本当にきてよかったなぁ?としみじみ思ってしまいました。

[ 2008/10/12 22:36 ] 京都 | TB(0) | CM(0)

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